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百​花​繚​乱 三

by fumizuki records

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1.
鮮やかな春の日差しの中 恋は突然始まった あれから君を忘れようと どれくらい時間が経っただろう 運命さえも感じて 勝手に勘違いして 想像した未来なんてやって来なかった 春風みたいに僕の心をかき乱した 繋いだ手のぬくもりだけ残して どうでもいいになりたくて 君のことなんて忘れたくて 募る想いを 無理やりに封じ込めた どうでもいいになれなくて 君のこと忘れられなくて 消えない気持ちはいたずらに傷を増やしてく これから君を忘れるまで どれくらい時間が要るのだろう 君がくれた思い出は 心を侵す猛毒だ ぬか喜びな幸せは 癒えない傷跡 君の夢を見る度に 在りもしない君との物語の続き綴る 部屋の隅に蹲って泣きじゃくって このまま消えてしまいたい 君のことをもっと知りたくて 君のことなんて知りたくなかったよ どうでもいいになりたくて 君のことなんて忘れたくて 募る想いを 一思いに消せたらいいのに 君の隣にずっと居たいよ 叶わなくて報われなくて 消えない気持ちはまた今日も傷を増やしてく
2.
朝からずっとカンカン照った月曜日 日差しは元気だけれど あたしは元気じゃありません それでもやっぱ生活は 全部がもう義務のようで 止めどなく回さねばいけないのです いつも通りの通り道だけれど あれれなんだか色が無くなってゆく ふとしたことで突然に 不安に苛まれたり 漠然とした将来像が 焦りを焚きつけるけど 不確定で満たされてる 明日の先の未来を いったん全部忘れてしまえば 本日も青天なり! 夜までずっとガンガン鳴った騒音(ノイズ) 車は途切れないけど 意識は途切れそうです 明日はきっといい日だって 期待に胸を膨らませた 青い日はセピアづいてゆく そういえばいつの日か交わしていた 幼くて明快な約束があった どうすればあの頃みたいに鮮烈な 色を日々に垂らせるのかな 不透明なウソや意趣で 欺瞞に苛まれたり チクチクしたトゲみたいな 言葉が抜けなかったりさ 不安定で満たされてる あたしの揺れる心を いったんタンスの奥にしまえば 本日も青天なり! から元気でいいから言っとくよ 本日も青天なり!
3.
あ、それはですねこれでですね ありきたりが溢れますので ご注意してくださいね 痛い目見てくださいね いやってほどくだらんね 手を濡らせ ちょっとくらいがまた憚った 格好いい子が謀った そんであたしは賜った 無垢な呼び声 視界がまた赤らんだ もう痛いくらい高鳴った この肢体以外はいらんな 生を鳴らして 知りたいなら何がなんでも 持ちたいわ思考の教科書 数えんなし そんなもんはもうボンクラぁ〜♡ 最上階まで見渡して ただ見渡したまま眠るの? 大団円だけ振りまいて そこから消えるあなたを 落とすときまで 知りたいなら何がなんでも 持ちたいわ思考の教科書 その全部ひとつひとつ迷って 言えるときまで そっとしといた方がよかった? ラットになれたらよかった? こんなことにならなかった? 無為な鳴き声 なんかもう全てが終わった ような気がしてたまらんが どっちがお好みだろうと 歯ァ食いしばれ 苦しいなら何度何度も 悲しいなら何度何度も 数えんなら どうしたってもうドン暗ぁ〜い♡ 大体こんなん 最上階から見下ろして ただ見下ろしたまま震えろ 正面突破で貫いて そこから消えろとばかり 食らいつくまで 苦しいなら何度何度も 悲しいなら何度何度も その全部傷跡になって 癒えるときに 間違いなら何度何度も 間違いなく何度何度も その全部至高の教科書って 言えるときまで あ、
4.
そして気がつくと取り残され 一人彷徨う また見失っている中 路肩に迷う ただそれだけじゃない事は 既に分かってる ふらふら景色が 揺れて見えていて 狭い空間の中 一人だけで取り残されて いるような気分 その間 孤独な時間が ゆっくりと流れて もっと虚しく ならないようにしなきゃな 言葉は幾度と詰まりかけ 辻褄の合わないエピソードで 何をどうにも出来なくて 困っている ただそれだけ 明らかなそれに戸惑い、 分からないまま黙っていた 滞る一方 解決の兆しは無くて 消えて 不完全体なままでいる それだけ? ずっと満たされず 完成しない アイデアの塊 未完成の状態、妥協する自分の性で 舌足らずな結果で 思いはちゃんと言わなきゃ いけない だから 欠落して 何も分からないまま 都合の良いことあるわけが無い また繰り返される業 自分からでも苦しくて もう話したくないと 思ってしまう、ただそれだけ? 一つ音へ変わる度に また一つ気付いてしまうんだ 今までの事は 全て 忘れてしまったんだ 言葉は幾度と詰まりかけ どうしようもない でも手放してくれなくて 支えられていて
5.
今宵舞い散る花ひらり 月に願う私独り 誰も識らぬ恋の歌 口ずさめば君に逢えますか? 永遠に叶わない恋の歌を 幾度紡げば逝けるのでしょう 冥界の君よこの身をその手で 連れ出して 愛し愛されることはもう 叶わないと全て悟った 独りきりの世界でずっと 夢を見てる 泡が弾けるようにパッと この痛みが消えたらなんて 我儘呟いてそっと 百合と眠る 永遠に叶わない恋の歌も これで終止符を打てるでしょう 黄泉で君に巡り会えますように 祈るだけ
6.
嘗て在った、と云う談で御座います。 某所、或る術師が居りました。 無才と貶された其の術師は、 冥府に堕ち乍らも呪うと云います。 お呼びじゃないが 数多集っているから 犇き合って 鳴らせ 百物語 水増して語れ 針を棒にしてしまえ   恨み辛み込めて 呪詛を聖書にしてしまえ 歪まして語れ 嘘を真にしてしまえ 上っ面揃え 髄で御前を呪うから 上、 嗚呼 ほら 蝋燭が融ける ほら 蝋燭が消える 下、 これで これで 何本目 残り 残り 何本で 刻々解かれるカタラ 嘗て在った、と云う談で御座います。 某所、或る歌人が居りました。 現し世を嘆く其の歌人は、 鏡前、血の涙を流したと云います。 お呼びじゃないが 数多集っているから 犇き合って 鳴らす 無い物強請り お好きじゃないが 数多集っているから 犇き合って 叫べ 百物語 水増して語れ 針を棒にしてしまえ   恨み辛み込めて 呪詛を聖書にしてしまえ 歪まして語れ 嘘を真にしてしまえ 上っ面揃え 髄で御前を呪うから 上、 嗚呼 ほら 蝋燭が尽きる 嫌だ また ほら 蝋燭が燃える ほら 蝋燭が灯る 下、 これで これで 百本目 残り 残り 何分でも 燃える 灯る 千本目 残り 限り 無い事よ カタラは解けない永遠に
7.
正しさ、愛らしさだとか 豊かさ、誇らしさだとか 悲しさ、気の毒さ、切なさ、降り掛かる邪気だとか 人の棲まう俗世とか 重ねて織り込んだパイの生地も 隣り合うみたい、みたいだ どうか、どうか、心得て、強さ 僕は、僕は、見てる、見てる、弱さ 分かる、分かる、分かるからそれが致死になって浸かっていくの ああ ぐるぐる回る回る 廻されていくんだ 僕の意志では 痛い 痛い 痛いの 救い無い 無いから 立つ瀬も無いさ (だよね?だよね?だよね?よね?よね?) 血の流れ止まる 止まる 止まる 止める 止める 止める 止まらないの 凍て付かせ砕き切り「無し」刺して (逃げられ無い 無い な?) 嬉しさ、幸せさだとか 卑しさ、愚かしさだとか 静かさ、騒がしさ、か弱さ、理不尽な妬みだとか 重ね響く声だとか 塗り固まるキャンバスの姿も 絡み合うみたい、みたいだ 嘗て、嘗て、底にてアクセリア 僕の、僕の、闇が嘆きフォビア 焼ける、焼ける、焼けるメランコリア 伸し掛かって食らってくの? ああ どろどろ溶ける溶ける 溶け合い混ざるの 君と僕との怪 解 悔だ 謂れ無い 無いけど ドキドキするの (だよね?だよね?だよね?よね?よね?) 見合えども怖い 怖い 怖い 暗い 暗い 暗い 化け掛かるの 取り巻く害圧掛け壊していく (逃げられ無い 無い 無い 無い 無い) 凍て付かせ砕き切り「無し」刺して (逃げられ無い 無い な?)
8.
トリッパー・リッパー 踊ろうよ トリッパー・リッパー 踊ろうよ ありきたりなメロディ つまらないルーティンワーク 予定調和に安心するんだ 君が思う以上に ぼくには何も無いよ 期待しないでくれるかな? 空っぽが埋まらなくて 見捨てられたら不安で 動けないんだ トリッパー・リッパー 踊ろうよ 溶けてしまった マイスクリーム 理解者のフリをするのがお上手ね トリッパー・リッパー 踊ろうよ どうせ離れていくんでしょ? 失うくらいなら最初からいらないや どんなに愛想良くしたって 全ての人に好かれはしないさ 頭では分かってる 分かってる 分かってる ああ 勝手に期待して 勝手に失望して 勝手に好きになって 勝手に去らないで トリッパー・リッパー 踊ろうよ 苦痛がつきまとうなら 夢を見ること 希望持つこと 何の意味がある? トリッパー・リッパー 踊ろうよ もうここには誰もいない ひとり立ち尽くす いい子のフリして 愛想振りまき 周りに溶け込み 人にはやさしく 親に歯向かわず 見返り求めず ルールを破らず 感情殺して 慎ましやかに 目立たぬように 生きているのに 生きているのに 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない 居場所がない トリッパー・リッパー 踊ろうよ トリッパー・リッパー 踊ろうよ トリッパー・リッパー 踊ろうよ 本当は期待してるんだ こんなふうに心通わせてみたいんだ トリッパー・リッパー 踊ろうよ ぼくは幸福恐怖症 本当は本当は愛して欲しいんだ
9.
相思相愛 干渉 ダメダメ 高まる感性 一切 失態 無敗 腐敗 ミラクルマジカる。 容姿端麗 完全無欠 頭脳は明晰 16回生きてるのに恋愛皆無 ドキドキしちゃうこの恋は 量産型のキューピッド ピリピリしちゃう優等生 それは照れ隠し?(笑) 感情押し切る2人を繋ぐ その魔法は「明日」へ繋ぐI言葉 あなたもわたしも 2人でひとり あいつはあいつで ひとりで独り 人類みんな信者だらけで 信じたくない 信じたくないよ あ鳴あ呼 2人の相称 弾ける気持ちで あ鳴あ呼 脅かす心は たたたたたたたた 退場だ 相思相愛 干渉 ダメダメ 高まる感性 一切 失態 無敗 腐敗 ミラクルマジカる。 容姿端麗 完全無欠 頭脳は明晰 16回生きてるのに恋愛皆無 あなたもわたしも 2人でひとり あいつはあいつで ひとりで独り ヒトサマ 何様 今更口出し 許せない 許せないよ あなたもわたしも 2人でひとり あいつはあいつで ひとりで独り 人類みんながんじがらめで 息苦しい 息をさせてよ あ鳴あ呼 2人の相称 弾ける気持ちで あ鳴あ呼 脅かす心は たたたたたたたた 退場だ たたたたたたたた 退場だ
10.
もう終わり アタシは崖っぷちに立たされている これで終わり 誰かが背中を押せばもう終わり しどろもどろなコミュニケーションを 酩酊状態で搔き乱す 情報の波ピッチャーで飲み干せば もう 誹謗中傷だってノイズだって 寂しさを紛らわせる まぎらわしい釣り餌だった これは美味しい 社会性 起死回生 ええかげんにせい いまラ○オ 耳が孕む積極的な声の主は 信者集めて踊る 金と名声ここにあり また終わり 死んだ君のことなんてどうでもいいや まだ終わり夢見て崖っぷちに行進していた アタシはもう ポガティブに何度でも死ねるとこまで そう これは終わりの始まりで 誰も彼もがケモノになる あー 遠い国で笑ってる彼奴等だって どいつもこいつも同じ 死んだ目をしてハイテンションで…… 夢を切り売りして生活しているのだって それは永久に 叶わない夢の言い訳なんだって こんな呟きネットに載せては 共感得たくてバズ狙いさ 指先ひとつで地獄まで直行だ 背中押したのは自分だったのさ これで 現代版火あぶりの刑の時間だ 人をコンテンツに仕立て 消費する僕らの文学さ あー 僕らなりのコミュニケーションなんだとさ ほ~ら、自分が死ぬことすらもどこか他人事なのさ!
11.
春の夜の夢は柔らかく この部屋に 差し込み僕を照らす 夜空に現れたあなたの その名は幻月 モノクロの世界が嘲る お前は誰だと 名前なき僕の存在が 悲鳴を上げ 「何かを成すことが生きること」 世界は告げる 先を急ぐ人達 僕は進めず空を仰ぐ だから今 幻月はその手を取り 僕に未来を指し示した 誰にでも明日は来るから 名もなき道を恐るな 例え明日が見えずとも この身に確かに根付いてる 今日に何かを成せずとも 燈を胸に夜明けを待っている 誰かが高らかに語った 成功談さえ 遠い世界の話のよう 嘆いた日々 自分にできることはないと 鍵をかけてた 宝箱の中には 僕が笑う未来が眠る 取り戻せ 幻月は僕に語る 君はここで生きているから いつか願った未来は この世界に隠れてる 掌からこぼれ落ちた 明日を夢見ていいから この生を生き抜くために その一歩を踏み出す勇気を持て 月が満ちる夜の幻 消えていく 儚い笑顔が告ぐ 願いは未来の一歩目だと 光射す 幻月は僕に残す 僕の道を灯す光を 見えない明日に怯えた この世界で生きていく この胸に満ち溢れてく 温かく寄り添う想い 幻の月は笑った その優しさは確かにここにある
12.
絶望の深い海 水面は閉ざされ沈んでく 受け入れよう 人の闇も孤独と寂しさも 暗闇を愛し光に狂う 眩しくて痛い程に溶けてしまう様な光さえ海に沈む 融けた心で1つになれ 黒と青に染まりゆくんだ キミとボクで 痛みさえ克服し 込みあがる憎しみ憤り 全てが敵へと化する 深黒の感情を 闇を解き明かす鍵へと化して 果てしなく深いリアル 絡みつく過去に嘘はない 影を抱いて 向き合えた時 蒼と黒で引き裂いてく 背負い続けてた罪と罰を どんなに長い夜でも この思い伝えたい 届けたい だから 深淵 暗い過去へと融け込み探して 絶望の深い海 水面は閉ざされ沈んでく 受け入れよう 人の闇も孤独と寂しさも 際限のない痛みでも克服して 眩しくて刹那的に溶けてしまうような光さえ海に沈む 融けた心で1つになり 黒と蒼に染まりゆくんだ キミとボクで
13.
みなさん、元気ですか~? 鳴花の梅酒ソング、始まるよ~! それでは一杯行ってみよう! ちょっといいとこ見てみたい!(ハイ!) 鳴花 鳴花の梅酒ソングだ! 鳴花 鳴花の梅酒飲んだ?(ハイハイ!) 鳴花 鳴花の梅酒ソングだ! 鳴花の梅酒は世界一!(ヤッホイ!) 飛梅伝説語るとき 太宰府天満宮ありにけり 御神木に住む梅の精 汝に秘伝の酒授けたる (梅酒!)梅と砂糖漬ける (梅酒!)熟成30年 (梅酒!)酒は百薬の長 (梅酒!)それは命の水 今宵は酒盛りだドンジャラホイ 盃を交わして無礼講 飲めや歌えやどんちゃん騒ぎ そして鳴花の梅酒飲め!!(ハイ!) 鳴花 鳴花の梅酒ソングだ! 鳴花 鳴花の梅酒飲んだ?(ハイハイ!) 鳴花 鳴花の梅酒ソングだ! 鳴花の梅酒は世界一!(ヤッホイ!) 現代社会の問題点 ストレスフル現実立ち向かう 苦痛に耐えられぬときには これを渡しておく 飲むがいい (梅酒!)将来への不安 (梅酒!)上がらぬお給料 (梅酒!)重なる政治不信 (梅酒!)全てを忘れよう 今宵は酒盛りだドンジャラホイ 盃を交わして無礼講 飲めや歌えやどんちゃん騒ぎ そして鳴花の梅酒飲め!!(ハイ!) カモンギター! 「ぷはー、今日もいい天気。こんな日は朝から梅酒を飲むに限りますなぁ。あれ、梅酒の備蓄を切らしている!?どうしよう!」 「ならば一緒に作りましょう。突然!ヒメミコクッキング!説明しよう!梅酒を作るためには生梅500g、グラニュー糖300g、ホワイトリカー720mlが必要なのだ。保存用のガラス瓶も用意するのだ。梅をよく洗ったあと、十字に切込みを入れて種を取り除き、ガラス瓶に梅とグラニュー糖を交互に入れるのだ。そしてホワイトリカーを瓶に注いで密封するのだ。ここから日の当たらない涼しい場所に瓶を保管して3ヶ月以上寝かせるのだ。」 「でもそんなに待てないよ!」 「ならば精霊の力で一気に熟成させるのだ。」 「ヒメミコだ!ヒメミコだ!早期熟成ヒメミコだ! ヒメミコだ!ヒメミコだ!大器晩成ヒメミコだ! 〆に魔法のおまじない! おいしくなーれ、鳴花ビーム!」 今宵は酒盛りだドンジャラホイ 盃を交わして無礼講 飲めや歌えやどんちゃん騒ぎ そして鳴花の梅酒飲め!!(もう一回!) 今宵は酒盛りだドンジャラホイ 盃を交わして無礼講 飲めや歌えやどんちゃん騒ぎ そして輝く梅酒飲め!!(ハイ!) 梅酒飲め!!(ハイ!) 梅・酒・飲・め!!!! 鳴花 鳴花の梅酒ソングだ! 鳴花 鳴花の梅酒飲んだ?(ハイハイ!) 鳴花 鳴花の梅酒ソングだ! 鳴花の梅酒は世界一! 終わり。
14.
もしも あの道を行かずに もしも 君がそこにいて もしも この手が届いて 踏み出す勇気があったなら だけど 道は選べなくて だけど 僕はじっとしてて だけど 指は届かずに 同じ場所にたどり着く 行き詰まりの終着駅 ここは掃き溜めさ がらんどうの骸でも 心はまだ残ってるさ だから 始まりを 願う、願う、願う Ah... Ah 走り出した もう一つの私の物語が Ah 歌い出した 始まりすら分かたれた道で 幾千の眠れる屍を乗り越え Another one 踏みしめ 進め 立ち寄った無人駅 そこに君はいて がらんどうの骸でも 心はまだあるんだろう? だから 始まりを 歌う、歌う、歌う 願う、願う、願う! Ah 動き出した もう一つの私の物語が Ah 繋がり出す 未知と未知が交差した場所で Ah 走り出した まだ知らない私の物語が Ah 歌い出した 始まりすら分かたれた道で 幾千の目覚めた意志を宿した Another one 踏み出し 進め
15.
あの日夢見た僕ら いつの間にか過去になっていた 先は遠くて見えず いつしか諦めていた だけど君が夢見てること それは嘘じゃないだろう? 僕らが選ぶ道 ひとつしかないけど その先は未来へきっと繋がってる もしこの選択が間違いだとしても 僕らが生きたこと後悔はしない 進め(今はたとえ辛いとしても) 前へ(いつかはきっと晴れるはずだよ) 君と(そう僕らは望んでいるよ) 生きてたい 今の僕らはどうして 生きてるのかわからないけど 先も見えないままに ひたすら進むしかない もし君が挫けそうなときは 僕らを思い出して! 僕らが生きる意味 まだわからないけど 前に進むことは間違いじゃない 未来はわからない 過去には戻れない ならわからないまま未来へ進もう いつも(今はたとえ辛いとしても) 君を(いつかはきっと晴れるはずだよ) 感じて(そう僕らは望んでいるよ) 進みたい 僕らが選ぶ道 ひとつしかないけど その先は未来へきっと繋がってる もしこの選択が間違いだとしても 僕らが生きたこと後悔はしない 進め(頑張れなんて言えないけれど) 前へ(僕は君と一緒にいたいよ) 君と(どこまででも進みたいから) 生きてたい
16.
眠れぬ夜には涙を流して 刻む秒針の音に怯えてしまうから 『たぶん』 救われたいと想うその願いがぼくを蝕む 雨の音と鼓動が伝わる ぼくのこの歌じゃどうも誰も救えず どうしようもないくらい不甲斐なさを噛み締めて 届かない声を懸命に重ねて 遠ざかる期待と不安を腕に集めた どれだけきみを愛しても 言葉を紡いでよきみとの心の距離がさあ 手を伸ばしても届かないくらい どうしてももう、戻らない いつまでも期待してばっかでさあ 馬鹿馬鹿しいなって笑い飛ばして 「眠れるように」と口をついて笑う 痛む焦燥と真実(ほんとう)に怒りを覚えたけど 告げられた虚像 その視界のぼくが遮る 伝えたい事を心の奥になおした 迷って 奪って 遮った 音の無い夜を何度も歩いた また何もないフリしたまま 怠けて病んでく そんなんでいいの?って言う きみのその髪が 風に揺れ靡いて 夏を越えるから 未完成だって、もう 言葉を紡いでよきみとの心の距離がさあ 手を伸ばしても届かないくらいとしても もう、戻らない いつまでも期待してばっかでさあ 馬鹿馬鹿しいなって笑い飛ばせ! 止めないでよ きみだけの物語がさあ 誰に否定され貶されようとも どうしてももう、戻れない いつまでも期待してばっかでさあ 馬鹿馬鹿しいなって笑い飛ばして
17.
「魔法よ解けないで」と 願ったシンデレラは たちまち世界の時間を止めてしまいました 最後に君が残したその声は 僕に少しばかりの呪いをかけた 白いばかりで何もないこの部屋で 穏やかに眠る姿の君だけが 添えられた取り取りの花の群れの どれよりも色付いて見えた どれだけ時間が流れたか どれだけ世界が変わったか 君に語っては来ない 返事を待っている 夢の世界に囚われたままの お姫様はなかなか目覚めそうにないな 寝坊助な君が目を覚ますまで その手を握ることしかできない 「魔法よ解けないで」と 願ったシンデレラに いつもと同じ姿で迎えられて いつもと同じ様に語りかけて 笑ってくれることを願ってる どれだけ時間が流れても どれだけ世界が変わっても 僕の呪いは解けない 君の笑顔を取り戻すまで 外から部屋に吹く風が気持ちいいねとか 咲いては散っていく桜が綺麗だねとか 君の隣で見たかった景色ばかりが 増えていく 増えていく 夢の世界に囚われたままのお姫様は なかなか目覚めそうにないなぁ 寝坊助な君が目を覚ますまで その手を握ることしかできない 「夢から覚めたらあなたのキスをください」 この呪いから逃げることができない
18.
ひたりひたり 靴底から伝わる 潦(にわたずみ)の哀 化粧(けわい)めいた 朱み帯びた目元 枯れはてたはずの想い 独り佇むシルエット 寄り添う心残り あなたの影を追って 首筋に残る香(はな)を憂う いかないで…どうか 一夜限りの夢にさせないで 繰り返される非情な余情 涙雨に染まる 消えないで…どうか 朧月夜の向こう手伸ばして 掴み損ねた無常な至情 涙雨に濡れる  ゆらりくらり 行方知れず揺蕩う 潦(にわたずみ)の愛 蜃気楼のような 触れられぬ背中だけ 揺らぐ視線迷い泳ぐ 独りよがりのリグレット 抗うの暇乞い あなたの影を追って 爪痕でさえも愛しくなる いかないで…どうか 浮橋の夢語り終わらせないで 醒めることない非情な余情 涙雨に染まる 消えないで…どうか 朧恋路の先に手伸ばして 掴み損ねた無常な至情 涙雨に濡れる 涙雨に染まる
19.
この木の下に 散り積もる花びら ひとつひとつ 思いはせ 優しく包んでいく 風が花を散らし 僕を惑わす 散るほどに なぜか痛むこの気持ちは何だろう いつか花は廃れ 散ることはわかっていたのに 散るほどに なぜか痛むこの気持ちは何だろう 花舞い散り堕ちてく さんざめく春風の最中 君思い全てがはらるらり 君と会えないこの日 花びらがまた落つ
20.
どこかでお星さまが はじけてふりそそいだ夜 だれもがお空をみあげ こちらへおいでと手をのばした しらない国みたいな ひとりの夜は目をとじて しずかにとけてしまおう だれもきづかない ひみつのうた あかりをけして いざなわれるままに おちて かえりましょう あたたかなゆりかご しらない もうみえない 夜はずっとそばにいるよ しずかなまっくらやみが やさしくつつむ ひみつのうた あたたかな手を そっとひいて 迎えがきたら おやすみなさい

about

[v flower, Ci flower, Meika Hime, Meika Mikoto compilations]
20 people participated.

credits

released September 30, 2023

Planned by fumito_fumizuki
Artwork by 一止月サノツキ

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I'm fumito_fumizuki, a VOCALOID Producer.

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